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切り抜きの縁に残る色を消す|エッジ収縮とフェザーの調整

背景削除・トリミングコラム

切り抜いた素材を暗い背景に載せたら、輪郭に沿って明るい線が見えた。

元の画像で、被写体と背景の境目にある画素は、両方の色が混ざった状態で描かれています。
切り抜きはこの混ざった画素を被写体側に含めることがあり、その分だけ背景の色が縁に残ります。
白背景から抜いたイラストなら、白っぽい縁として出ます。

エッジ収縮で内側に詰める

詳細設定の「エッジ収縮量」は、切り抜きの輪郭を指定したピクセル数だけ内側に絞り込みます。
既定は1pxで、混ざった画素をひと回り削る程度の量です。

縁の色が気になる場合は2px、3pxと上げていくことになりますが、上げるほど被写体そのものが痩せます。
髪の毛先や細い装飾は、数pxの収縮で目に見えて減ります。※縁が気になるのが一部分だけなら、全体を収縮させるより、調整モードの消しブラシでその箇所だけ削るほうが被害が小さく済みます。

フェザーで境界をぼかす

「エッジぼかし(フェザー)」は、切り抜きの境界を少しだけぼかして馴染ませる設定です。
既定は0.5pxで、輪郭のギザギザを目立たなくする程度の量になります。

0にすると境界がはっきりする代わりに、拡大したときに階段状の縁が見えやすくなります。
逆に大きくしすぎると、輪郭全体がぼやけて素材として使いにくくなります。
触るとしても、0から1.5pxくらいの範囲で様子を見るのが現実的なところです。

境界の色は書き出しの前に補っている

半透明として残った画素には、背景の色が混ざったままの色が入っています。

Kirinukumaは書き出しの前に、この部分の色を被写体側の色で補う処理を行っています。
設定として露出していない部分ですが、収縮を強くかけなくても縁が浮きにくいのはこの処理が入っているためです。

確認は載せる背景の色で

縁に残った色は、載せる背景によって見え方が変わります。
白っぽい縁は暗い背景で目立ち、明るい背景ではほとんど分かりません。

プレビューは透明を示す市松模様の上に表示されるため、薄い縁は見落としやすいところです。
実際に使う背景に近い色の上で一度確認しておくと、書き出し直しを減らせます。

チリが残るとき

被写体から離れた場所に、小さな点がぽつぽつ残ることがあります。
背景の模様や、キャラクターの近くにあった小物が、被写体の一部と判断された場合です。

詳細設定の「小さな孤立領域(チリ・ゴミ)を自動削除」は既定でオンになっていて、本体から切り離された小さな塊を落とします。

ただし、意図して離れて描かれているもの、たとえば浮かんでいるエフェクトや、離れた位置にある小道具も、この処理で消えることがあります。
残したいものが消えている場合は、この設定をオフにしてから、調整モードで不要な点だけを消すほうが確実です。

設定を変えると、処理済みの画像にも自動で再適用されます。
値を動かして結果を見比べながら決められるので、まずは既定値のまま1枚通してみて、気になった項目だけ触るのがよいと思います。

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