尻尾や武器など細い部分が消えるとき|切り出して見直す仕組みと手直し
背景削除・トリミングコラム
キャラクター本体はきれいに抜けているのに、握っている大鎌の先だけが消えている。
尻尾の先や、外側に流れたアホ毛が途中で切れている。
細長い構造で起きやすい現象です。
縮めて見ているから薄くなる
背景の判定は、画像を1024×1024の大きさに縮めてから行います。
縮めると、太い胴体や顔は形を保ちますが、数ピクセルしかない細い線は周囲の色と混ざって薄くなります。
薄くなった結果、背景と区別が付かなくなった部分が落ちる、という流れです。
落ちやすいのは、細い・長い・画面の端まで伸びている、という条件が重なるものです。
武器、尻尾、触手、リボン、後ろに流れた髪などが該当します。
切り出して、もう一度見る
Kirinukumaは、1回目の判定でだいたいの位置を掴んだあと、被写体の周りを少し広めに切り出して、そこだけをもう一度見ます。
切り出した範囲は元の画像より狭いので、同じ1024×1024に収めても細部は大きく写ります。
1回目で薄くなっていた部分が、2回目では残ることがあります。
2つの結果は、各画素で残っているほうを採って重ねます。
最大を採る形なので、拾えるものは増えても、拾えていたものが減ることはありません。※被写体が画面いっぱいに描かれていて、切り出しても元の画像とほぼ同じ大きさにしかならない絵では、2回目を省きます。同じものをもう一度見るだけになるためです。
効きやすい絵と、そうでない絵
差が出るのは、被写体の周りに余白がある絵です。
小さく写っているほど切り出しで拡大される率が大きくなるので、そのぶん細部の判定が変わります。
画面いっぱいに描かれている絵では切り出す余地がないので、変化も小さくなります。
待ち時間は、2回目が走る絵ではそのぶん延びます。
落ちた部分を手で戻す手間と釣り合う範囲だと考えて、この形にしています。
それでも落ちるとき
切り出して見直しても戻らない場合は、手で戻すのが早いです。
- 「調整」を開き、戻しブラシで消えた部分をなぞる
- 薄く残っている場合は、2値化しきい値を上げずに0のままにしておく(上げると薄い部分が落ちます)
- 詳細設定のエッジ収縮を0にして、輪郭が痩せる分を止める
- 孤立領域の自動削除をオフにして、本体から離れた部分が落ちないようにする
細い部分は、収縮の1pxが効きやすい場所でもあります。
縁の色より先端の欠けが気になる絵では、収縮を0にして、縁は別の設定で詰めるほうが釣り合いが取れると思います。
イラストの背景を自動削除&余白自動トリミング
Kirinukumaならブラウザ内で安全にイラストの背景を削除できます。